『劇場版 Fate/stay night Heaven’s Feel I. presage flower』感想レビュー 濃厚すぎ注意、のめり込みすぎ注意のヤバイアニメ

2017年10月14日に、「劇場版『Fate/stay night[Heaven's Feel]』I.presage flower」(以下、Hate HF)が公開。深夜に最速上映が行われたたので、こちらを視聴した上でその気持ちを抑えることなく全力で一気に感想レビューとして書きたいと思います。
ノリと勢いで書き綴ってるここの管理人がいつにもなく半端ねェテンションになってますので、すごく読みづらいとは思いますがご了承ください。そして後半はネタバレを含みますのでご注意ください。
「劇場版『Fate/stay night[Heaven's Feel]』I.presage flower」とは
2004年1月にPC用として発売された伝奇活劇ビジュアルノベル「Fate/stay night」が原作のアニメ映画です。「Fate/stay night」には大きくわけて3つのルートが存在していて、「Fate」ルート、「Unlimited Blade Works」ルート、そして「Heaven's Feel」があります。
「Fate」ルートは2006年にスタジオディーン制作のアニメ、「Unlimited Blade Works」は2010年にスタジオディーンで映画、そして2014年~15年にかけてufotableでTVアニメ化がされています。「Heaven's Feel」は今回が初めてのアニメになります。
劇場版「Fate/stay night[Heaven's Feel]」第一章/本予告
「劇場版『Fate/stay night[Heaven's Feel]』I.presage flower」感想レビュー!の前に管理人スペック
スペックといいますか、一応どれくらい原作やってる人が見たレビューなのかっていうのを先に書いておきます。
PC版ゲームを2004年にプレイしていて、その後2010年くらいまで、ちょくちょくやり直してプレイしてました。アニメ「Fate/Zero」以降はFate HFをほとんどプレイしていません。感覚的には、好きなんだけどここ数年見れてないって感じですかね。
「劇場版『Fate/stay night[Heaven's Feel]』I.presage flower」を見終えてすぐの感想レビュー(ネタバレなし)
まずはネタバレなしで感想を書いていきます。
<アニメ史上に残る「のめり込み」>
これからFate HF見る人へ。シャレにならんくらいヤバイから覚悟しろ!個人的には原作を1兆倍濃厚にした内容と雰囲気だから!のめり込みすぎてかなり気持ち変なことになってるから!#fate_sn_anime
— だい@なんだかおもしろい (@nandakaomo) 2017年10月13日
のめり込みます。原作プレイして別ルートと外伝のアニメを全部見たここの管理人が、のめり込みすぎて終わった後にトイレで嗚咽おえおえするくらい。アニメを見て…笑顔になる、涙を流す、イライラする、スッキリするっていうのは多々あるのですが、そんなレベルではないですよ…。ここまでくると、もしかしてこれ、実体験じゃないかと思いこんでしまうほどです。
<アニメのクオリティがすごすぎる>

今まで見てきた中で一番クオリティがすごかったんじゃないかと思います。それは作画がーって意味もあるにはあるんですけど、作品の雰囲気とアニメの描写がマッチしすぎていて、実写をも超えた何かなんじゃないかと感じるほど。…自分で書いておいてアレですが、何言ってるんだろ…でもそれくらいすごいアニメでした。
<気持ちの上下はしない。ただただ…>
どんな作品であれ、喜怒哀楽…気持ちが揺さぶられると思うのですが、Fate HFに関してはこの揺さぶりは全く感じませんでした。最初から最後まで、どんどん一方的な感情になっていくといいますか…。

グラフで表現するなら、これくらい気持ちが一方的に偏ってますね(ABCDは喜怒哀楽のどれかだと思ってください)
<パニクる>
劇場版Fate HF、ネタバレなしに書くとこんな感想。見ながら簡単にメモしてたんだけど、途中やばすぎてまともなことかけてない#fate_sn_anime pic.twitter.com/ooSAAZgLlH
— だい@なんだかおもしろい (@nandakaomo) 2017年10月13日
これは、劇場版を見ながらちょっとメモを取っていた自分だから起きたことだと思うんですけど、メモがおかしくなって書いてる場合じゃねェ!だけど何か書かないと頭が変になってしまう!ああペンが止まらない、止まらないー!!!!!ってなりました。
<原作知ってるとか知らないとか関係なく、覚悟したほうがいい>
詳しい話はネタバレで書くんですけど、覚悟しておいてね☆
劇場版見る前にほかの作品見たほうがいい?事前にゲームやったほうがいい?
これについては非常に難しい問題です。人によっては意見も大きく別れるところだと思います。…が、それは「Fate/stay night」であって、「Heaven's Feel」だけで考えるなら、事前に聖杯戦争のこと、別ルートでの展開は絶対に知っておいたほうがいいです。というか知らないと頭混乱するかもしれねェ!ここはたぶん見た人みんな思うはず。
では何をチェックしておいたほうがいいのか…で、原作ゲームを是非ともプレイしてほしいところなんですけど、正直クリアするのに何十時間とかかるんですよね。「Fate/stay nightはアニメでしか見たことがない」って方は、そのまま入ってもいいんじゃないかなと思います。言い方はを変えれば、「スタジオディーンのTVアニメとufotableのUBWは見ておこうな!」ですね。
スタジオディーン版はAmazonプライムビデオで配信されていますので、こちらでチェックしてみてください。
そして、「Fate/stay night」の外伝的存在である「Fate/Zero」なんですが…こちらのアニメも見ておいたほうがいいかな。他のルートの場合、盛大なネタバレが描かれているのが「Fate/Zero」なんですけど、「Heaven's Feel」については大きな作品の根幹のようなネタバレはなかったはず。逆に個人的には続けて見ちゃうのもありなんじゃないかなーなんて思ったり。いや、でもヤバイか…1章だけで見たら…。うーん難しい。一応こちらのAmazonプライムビデオで配信中なので、見れる人はチェックしてみてもいいかも。
ちなみに、敢えてここの管理人は「アニメしかチェックしていないなら逆に原作で「Heaven's Feel」のルートはやらずアニメ見てその後に原作プレイしてほしい」と言わせていただきたいです。何故かというと、この流れで見た人がどんな感想持つのか非常に気になるからです。ごめんね変なこと言っちゃって。
…さて、ここからネタバレありの感想になります。なのでまだ見ていないって方は閲覧注意です。
「劇場版『Fate/stay night[Heaven's Feel]』I.presage flower」を見終えてすぐの感想レビュー(ネタバレあり)
<劇場版Fate HFは至極の「負」>
負というのは悪い意味じゃないです。作品全体の雰囲気がダーク…ダーカー…ダークネス。ホラー要素もあり、不気味さ満載、そして感動できるっていう意味ではない悲しみもあり…ここまで負に特化したアニメはあっただろうか…と思うほどでした。ただただ、すごかった。

ネタバレなしでのレビューのときに書いたグラフはこんな感じです。喜怒哀楽って書いたんですけど、哀の部分に恐怖や不気味さ、そしてグロさ…負のすべてを凝縮させたようなものが入り混じっています。喜の部分が少し出ているのは、ランサーVSアサシンがすごくカッコ良かったからです。大好きですからここの管理人は槍兄貴もハサンも…ただあの結末はね、やっぱり負、なんだよなぁって。あ、でも紅洲宴歳館の激辛麻婆豆腐を食べて爽やかな汗かいておかわりしてきたとき「やっぱりマーボーやないか!」ってテンション上がったね。このシーン好きだから残してくれてうれしかった…!
もう君(間桐桜)以外愛せない

暴論かもしれませんが、Fate HFを見てすぐに感想書くとこう思ってしまいます。ほとんど表情のなかった衛宮士郎との出会いから、毎日衛宮家に行き笑顔あふれる子になって、そして聖杯戦争が始まりどんどんシロウのことを心配していくいたいけな少女に…こんな流れを見て、どうして桜のことを愛せないでしょうか。否、愛せる!…でもそう感じたのは、ほかのヒロインの可愛らしい描写が少なかったとも取れるかもしれないです。


PCゲームが発売されたときに公式で行われたキャラクター人気投票では6位だったとか、マジで信じられない…(当時は”順当”だと思っていましたすいません)。
間桐慎二をバカにできない

もうワカメなんて呼べない。これほどまでにカッコよく、そして冷血、でも人間味あふれる間桐慎二がいたとは…って思ってしまいます。いやそもそも間桐慎二ってこういうキャラだったよね…え?違う?
ランサーVS新アサシンはFate史上最高の戦いなのでは?

「Fate/Grand Order」では、どちらもスキルMAXかつ聖杯使ってレベル上げするほど好きな2キャラなのですが、その2キャラが高速道路でキャリアカーバトルを繰り広げたり、沼地での宝具合戦する…こんなの見ててテンション上がらないわけがありません!なおかつ投擲タイプの攻撃が通じない「矢避けの加護」をクー・フーリンが見せてくれたんですから、そりゃあもう…兄貴愛してるですよ。ハサン愛してるですよ。


ただ、ハサンの宝具「ザバーニーヤ」で心臓をえぐられた後のクー・フーリンの描写…鳥肌すぎて血が吹き出すんじゃないかって思うくらい血の気が引いた。あのシーンが頭から離れん。
キャスター&アサシン(小次郎)の扱いがヤヴァイ…

まず、佐々木小次郎は完全にお腹パックリしてました。あれ映画で公開して大丈夫なのか…と思うほど。そしてメディアもまた、倒され方に倒された後の間桐臓硯の扱われ方も…。
何がヤバイって、私服メディアが出てきてのアレですからね!こんなことやっていいのかよォ!
黒い影が怖すぎる
不気味度でいうと下手したら人生で一番かもしれない。それくらい突然現れる黒い影。急に出てきて心臓に悪いというよりも、出てきてからじわじわと怖さを与えてきます。
その他気になった点を箇条書きで…
・1章はセイバーがシロウの元からいなくなり、シロウは令呪が消えるところまで
・セイバーとの出会い、ランサーに襲われるシロウ、凛と一緒に協会へ行くシーンはショートカット
・セイバーオルタは究極の美人
・お酒を呑む藤ねえは半端ねえ
・セラとリズが出てるやないか!
・魃さんいるやないか!
・麻婆豆腐の描写に力入れすぎだろ!腹減るぞオイ!
・「食うか?」確認しました
・Eカップなんだってー!
・やっただってー!?そんなこというゲスい慎二最高だぜ!
訳:遠坂かと思って揉んでみたら間桐桜だった。これは大きい。
最後に…
テンション変な感じになってしまったのだけれども、「劇場版『Fate/stay night[Heaven's Feel]』I.presage flower」は本当にすごかった。こんな作品、見れていいのだろうか…。制作スタッフの皆様に感謝です。
そもそも「Heaven's Feel」については、何でか具体的な理由を言えと言われたら出せないけども、絶対にアニメ化しないんだろうなぁって勝手に思ってたんですよね。だから…うれしかった!そしてメチャクチャ負を感じた!なんか変なテンション!
最後には、劇場版Fate HFの2章となる「lost butterfly」が2018年公開に公開することと、その一部のシーンが描かれていました。ギルガメッシュ戦、どうなるんかな…UBWのバーサーカーの件があるので、面白いことになるんじゃないかと期待してみたり。
とにかく、しばらく心が落ち着かないこと、そしてFGOの限定礼装をゲットし忘れたこともあるので、もう一度見直してこようと思います。
©TYPE-MOON・ufotable・FSNPC ©TYPE-MOON
HFは心理描写とかちゃんとしないとヤバいんだけど大丈夫かなぁ
映像に関してはTV版はやっぱり色々制限があったんだなーと理解出来るくらい振り切れてましたね…ufo恐るべし…。
まあとにかく最高の劇場版でした!
オルタ出すの早すぎとか、そもそも何でドレス着てるのか
まぁFGOから入った層へのサービスなのかもかれないけど、なんかなぁ
いきなりあの描写だったから急過ぎた、映画は本当に素晴らしかった
本来は4次の時(Fate/Zero)みたいなアサシン(名前はハサン)しか本来はアサシンクラスでは召喚されないんだけど、5次(StayNight)ではサーバントのキャスター(メディアさん)がルール違反して召喚したから通常とは違う小次郎が召喚された。
本来なら他のサーバントみたいにマスターが召喚の儀式をしてサーバントを呼び出すんだけど、5次のキャスターはそれを破って小次郎を呼び出したわけだから、要は蟲爺たちが小次郎倒して本来召喚されるべきだったハサンを小次郎から引きづり出したって感じあのシーンの真意は。だから、今回のルートのアサシンは真ハサンって呼ばれてる。
なるけど、お答え頂きありがとう!
虫爺が聖杯戦争に、本格的に関与しだすとヤバいってのが痛感させられたよ
心理描写を丁寧にやりすぎると、共感できねーみたいな意見が多くなりそうなシナリオではあるんだよなぁ...
突然ランサーのアスリート走りやらと
要所要所で笑ってしまいそうなシーンが…(失礼)
お隣さん「まーぼー」ってボソッと言いましたね?聞こえたぞw
おっぱいが大きくて最高です。第二章でも恋愛面がより見られるといいですね。
アニメ映画見てはまります。
この桜ルートに不必要な情報は、わりとばっさりなので(早々に他の2ルートの構図は崩壊しちゃうから)
初見、情報未入手の人には「アレってどういうことなの?」っていうのは多分ほとんど分からないでしょ。
でもこのお話に必要な情報はすごく丁寧に入っているので、説明されてないってことは流してもいいんだな、と
しっかり割り切ればちゃんとシンプルに理解できる構図になってます。
・ufoUBWで令呪発動によりアーチャーを切らずに止まったセイバーがHFではしっかりアーチャー切断(冒頭ショートカット)
とちゃんとルート分岐が描かれていたので満足
今回の作品は日常のジワジワ崩れていく様の描き方とかキャラ毎の細かい表情や仕草だったり
雰囲気の作り方に圧倒された感じだった
ラストの冬木市の描かれ方にufoの狂気を見た
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