『暗殺教室』本当に渚くんのことを想っているのか・・・？（第71話感想）

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• ついに黒幕が判明！お前だったのか・・・
• 見よ！これがE組のスナイパーコンビだ！
• "とる"前に、見てみたいなんて思っちゃったよヤバイよ・・・

ちくしょう・・・鷹岡の野郎・・・渚くんを指定し、土下座させ、みんなを助けるために必要なウイルス治療薬を目の前で爆発させ、渚くんを絶望のどん底へ陥れやがって・・・くそっ・・・今すぐ鷹岡をぶっ潰してやりたい・・・頬の傷についた傷に、ねりからし、山ワサビ、山椒の木の皮、ブート・ジョロキア、キャロライナ・リーパー、トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラーを塗りたくってやりたい。

しかし・・・今の自分では何もしてやることができねェ・・・もしも集○社に就職していたら・・・もしかしたら違う未来があったのかもしれない・・・だけど今の自分は無力だ。ジャンプを読むことしかできない。手汗と握力でジャンプがぐしゃぐしゃになるまで強く持ちながら、渚くんの行く末を見守ることしかできない・・・ちくしょう・・・自分はもう何もできないのか・・・？

・・・否！自分にできないことを悩むよりも、自分にできることを全力でやるべきだ！そう、今自分はジャンプを読むことしかできないのなら、全力で読めばいいんだ！渚くんを・・・渚くんを全力で応援すればいいんだ！

渚くん！渚くん！渚くん！鷹岡のヤロウをぶっ潰してくれ！殺気に満ちた渚くんはすごくかっこよくて見てて痛々しくて、とってもつらい・・・けど、こんなクソヤローを生かしておくことはない！渚くん、殺っちゃってくれぇェェェェェェェェェェェェェェェェェェ！

寺坂が、持っていたスタンガンを渚くんに投げつけてきた！あぶねェだろ寺さ・・・え？渚くんが人殺しをしようとしているのを止めたの・・・？もう、ウイルスに犯されて動くのも大変だというのに・・・

ハッ・・・興奮状態の渚くんを落ち着かせた・・・そして、興奮状態だった自分を落ち着かせた。そうだ・・・そうだよ・・・鷹岡はとんでもなくクソヤローだけど、こんな奴でも殺したら重罪。前回自分もそう思っていたはずなのに・・・渚くんの絶望顔、そして怒り顔を見て我を忘れ渚くんをただただ応援してしまっていた・・・でも、そうじゃない、それじゃあ鷹岡の思うつぼ。鷹岡なんて、死なねぇ範囲でブッ殺せばいいんだ。

ちくしょう・・・一時的とはいえ、自分も鷹岡の思うつぼだった。そして自分は渚くんに殺しを要求してしまった・・・自分は誰よりも渚くんのことを思っているつもりだったけど、実際はただ渚くんのかわいらしさ、かっこよさ、愛らしさという上っ面だけを見て興奮しているだけの変態だった。寺坂のほうが、渚くんのことを真剣に考えていた。自分は・・・なんて変態なんだ・・・

・・・しかし、寺坂のおかげで渚くんへの見方が変わった。今自分にできることは渚くんを見守ることだけ。だけど、渚くんへの想いは伝わるはず。きっと、どこかで、伝わるはず。だから、渚くんが道を踏み外しそうになったときは、「そっちにいってはいけない！」と願うんだ。そうすれば・・・

え？ちょっと待って渚くん、寺坂が投げたスタンガンを使わず、ナイフを持つなんて・・・上着を脱いで、タンクトップ姿で挑むなんて・・・ハァハァ・・・ハァハァ・・・

だ、ダメだ渚くん！今の鷹岡は戦闘モードだから、全力で戦わないと勝てない相手だ！だけどナイフ持って全力で戦ったら、うっかり殺しかねない。ダメだダメだダメだ！殺せんせーのいうように、スタンガンを使わないと・・・寺坂も何か言ってくれよ！・・・

ど、どういうことだ寺坂・・・みんなが渚くん一人で戦わせるべきじゃないという中、寺坂は手出しするんじゃない・・・カルマくんが加勢しようとすると止めに入った・・・どうやら寺坂、渚くんのことを信じているみたいだ・・・ちくしょう寺坂、自分の命がやべェっていうときなのに、渚くんのことを信じてやがる・・・しかし、今の状況じゃあ、渚くんはボッコボコにされちまう・・・

な、渚くん・・・？その不敵な笑みは・・・すべてを見通すかのようなその瞳は・・・目、目が離せない・・・かわいいとかかっこいいとか、そういう次元の話じゃない。どう言葉にしていいのか分からない。ただ、渚くんの姿が目から離れない。

・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くん・・・渚くんの実験台・・・

・・・あれ、変だぞ自分・・・今までも渚くんへの想いは強かった。だけど、今はもっと別の何かを感じる。愛でたい可愛がりたいっていう感情じゃない。昔渚くんが鷹岡の首元にナイフを突きつけたときのような・・・あの・・・

・・・待て待て！今は渚くんを純粋な気持ちで応援するときだ！なのに・・・渚くんのギンギラギンな目つきを見て・・・「鷹岡先生　実験台になって下さい」と思う渚くんを見て・・・鷹岡よりも先に実験台になりたいなんて思うなんて・・・

ちくしょう・・・結局渚くんに変な想像してしまう、自分が大嫌いだ・・・

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