映画『聲の形』感想レビュー 将也と硝子の物語、映画で再び感動そして涙【再掲載】
2020年7月31日、非公開となっていましたが、再掲載します。
2016年9月より公開スタートとなった、京都アニメーション制作のアニメ映画「聲の形(こえのかたち)」。当サイトでも感想レビューを取り上げていたこの作品がついにアニメになりました。早速見てきましたので、この素晴らしい作品をレビューしたいと思います。個人の感想になるのと、一応ネタバレはしないよう心がけるつもりですがたぶんネタバレが含まれていると思いますのでご注意ください。
「聲の形」感想レビュー
「聲の形(こえのかたち)」公式サイトより
先に言いますが、泣きます震えます。
まず、知っている人は知っているかもしれませんが、実は「なんだかおもしろい」で漫画原作の「聲の形」をレビューしています。週刊少年マガジンに掲載されたリメイク版の読み切りからガッツリと入り、そして漫画連載とともに感想レビューを書くようになって、最終回までガッツリレビューしました。もうレビューというか、想いをぶつけるだけの書きなぐりといったほうがいいかもしれません(最終回の感想レビュー)。ドリ○ム状態とか、心へし折られたとか、硝子に萌えた!植野ににゃんにゃん!とか、意味不明なこと書いてましたね。なんせ、2年前ですから、ホント許してください。…え?昔と今と全然成長していない?ま、まあそうなんですけどね。
...とにかく何が言いたいかというと、原作を読んでいるので、ある程度はストーリーを把握しているわけです。なおかつ読み切りから漫画原作を読み終えて一歩間違えたら病むレベルまで追い込まれたこともありました。枕に「ああああああああああああああああああああ」って叫んだこともありました。そんな作品がアニメで描かれるとか、どう考えたって無理だろ…みんな病んで死んでしまうぞ…とくに漫画を知らない人は、ショックのあまり発狂するんじゃないかって、本気で思ってました。それくらいアニメ化って無理だと思ってたのです。
…で、公開日初日に見れなくて、見た人の感想とかを聞いていたんですよ。そしたら「良かった」「感動した」という意見。でもその意見は、漫画を知らない人。つまり漫画とは違う展開になったんじゃないかって思ったんですよ。ということは、あのえげつない描写がなくなったんだな…そう思ったんですよ。
というわけで、見る直前までは正直期待していませんでした。京都アニメーションの素晴らしい映像でも、原作とは違う展開だったら意味が…とか、本気で思ってました。…で、見ました。最高でした。
「聲の形」よかったところは?
<感動しました>
ただただ、感動しました…。一応原作を読んでいるので、内容は分かっています。なので想像レベルの感動かな…と思っていたんですよ。でもそんなレベルじゃない。漫画では描けないところ…例えば罪悪感を感じ生きている将也の声、植野のしゃらくせェ声、そして何より、硝子の声を初めて…全くイメージできない状態で聞けて、より作品にのめりこみましたね。
もちろん、原作でも描かれた表情のシーンも忠実に、よりリアルに鮮明に描かれていて、こう胸にグッと来るところがありました。素晴らしいです…
<漫画原作とはちょっと雰囲気が違う?>
漫画原作と違う…というよりも、全体の雰囲気が違っていたり、とあるシーンがカットされていたりしました。これに関しては賛否両論あると思います。正直違和感がなかったといったら噓になります。だけど映画という時間に収めるには原作7巻分はやや多かった印象もありますし、何よりあのシーンとか入れたらより胸が痛くなる…。いい意味で、誰が見ても楽しめる…そして見やすい作品だったと思います。そういう作品に仕上がっていたから、自分もかなり感動できたのかな…。
<映像がすごい…!>
京都アニメーションありがとうございますと声を大にして言いたくなる、素晴らしい映像の数々。どうしてここまでうれしいかというと、実は舞台の大垣って自分の縁の街でもあるのです。学生時代によく行ったし、就職活動でもよく行った。仕事でも行ったし、なんなら「なんだかおもしろい」の取材でも行ってます。もっというならその途中にちょっとだけ舞台を回りましたからね。さらにさらに言うなら、アニメ舞台の近所に親類住んでます。
大垣・西美濃観光ポータル「水都旅(すいとりっぷ)」に舞台ガイドが掲載されています
ある意味馴染みのある場所が、綺麗に描かれていたので…聖地巡礼したくなりますね。ちなみに遊園地のアレは乗ってないです。昔からあの乗り物恐いんだってばよ!
<結絃がかわいい>
ちょっと可愛すぎませんかね…。ちなみに彼女が持っていたカメラは、D3300だと思います。協賛にニコンが入っていたので、メーカーは正しいはず…!
「聲の形」気になったところは?
正直素晴らしい以外の言葉しかなくって、挙げるようなものなんてない!…って言えればいいのですが、どうしても言いたい部分があったので…。保険をかけるみたいな感じになっちゃいますが、ここは個人の意見なのであくまで「そういう人もいるんだ」って思ってください。
<小学生時代は回想…?>
自分がどうしてこの作品にのめりこんだかというと、すべては読み切り版があるから。読み切り版という、胸が痛くなる想いをしながら泣き…そして週刊連載がスタートしてまた小学生時代の将也や硝子を見ないといけないという辛さで、ホント息切れ状態でした。なので、自分の中では小学生時代を第1部、高校生時代を第2部だと捉えています。
映画は第2部を中心に、第1部は回想で描いていました。もちろん第1部で起きたこともしっかり描いていましたし、見ていて胸が痛くなりました。何度か目をそらしてしまったのでまた行かなきゃとか思ってます。…でも、原作はもっと…もっと…
<アニメから入った人が原作読んだら大丈夫なのだろうか…>
これ。原作を知る人は、覚悟を決めて見たと思います。…が、原作を知らない人で、アニメを見て「感動した」と思った人が、原作を読み出したらどんな反応をするのか…正直、割と不安でもあります。自分が枕で「あああああああああああああああああああああ」って何度か叫ぶくらい衝撃を受けたからでしょうか…。
<カットシーン…>
カットシーン…。
総括
というわけで、素晴らしい作品でした。映像もストーリーも、見事でした。もし自分が原作を知らなかったら、見方が変わったかもしれませんが、評価自体は変わらないでしょう。とにかくとにかく、素晴らしい作品でした。
…ちなみに余談なんですが、少し前に同じレベルの感動作も見ていて、それと比較する人も多くいるのでコメントを…実は別作品のほうは、良く言えば趣味嗜好…あまりいい表現をしなかったら性癖の問題で、感動というよりも下半身に訴えかけるものが大きくて…いや、素晴らしい作品ですよ!でもTS…入れ替わりはダメなんですって…!
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特にヤンマガ作品のレビューはよく読んでます
それから彼岸島とかも興味持ったりと、こちらのサイトを訪れるきっかけになった作品でした。映画見に行ってみたいと思います。
二年のブランクも、ちょうど良い感じにストーリーを忘れていた部分と
思い出す部分があって、マガジンを読んでた時の感情の流れやら
なにか懐かしさすらをおぼえた。
ちなみに公開前日にファンブック発売しててダイコン氏が色々な場面の解説してて
読む価値有りですよー
そして帰宅してから目についた格闘漫画でやっと気付く。"無極"に近い状態で観ていた…と。それほど、自分にとっては当時を思い出し、感じることが無意識のうちに負担で仕方がないことだったらしい。
後日、もう一度観たいと思い観に行く。"無極"は無しで。そして、感じる。永束くんて本当にいいやつ。映画だとより強くそれを感じた。だから彼の登場場面が好き。もらい泣きが半端ない…本当にいいやつ。最後に将也と自分とどっちが泣いたかな?ぐらい。だから、また観に行くかも知れない…。
石田にとっての最重要人物じゃろがい
映像はすごい
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