中国のオタクが盛り上がる!『Comiday19 成都同人祭』中国・成都の同人イベントをレポート
2017年3月4~5日にかけて、中国・成都にて中国最大級の同人誌即売会「Comiday19 成都同人祭」(以下成都CD)が開催されました。日本人には全くといっていいほど馴染みのないイベントながら、2日間で約15000人を集客したイベント、その内部をお届けします。
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「Comiday19 成都同人祭」とは
成都CDは、中国四川省にある、1400万人以上で中国でも三番目の都市として知られる成都市にて開催されている同人誌即売会。成都といえばパンダや四川料理、三国志が有名ですが、上海や北京と比べると日本での知名度は低く、そして住んでいる人でも観光で行く人でも日本人はかなり少ないとのことで、本当に馴染みの薄い印象のある都市です。実際管理人も全く情報がなく、最も未知の秘境だと思っていました。
Googleマップより ただしGoogle撤退の関係で地図データは5年ほど古いです
しかし行ってみると、どこを走ってもビルが目立つ大都市。環状線を壁と見立てると、まるで「進撃の巨人」の舞台ではないかと思うほど。街を覆う、最も外側の環状線は1周約250キロほどとかなり広く、西側には4000メートル級の山々があるのですが、街からだと山は見えずただひたすら巨大ビルばかりが見えます。
そんな成都で開催される同人誌即売会は、年2回開催される歴史ある中国のイベント。中国で最大のオタクイベントと言われている「上海ComiCup魔都同人祭」と同じく10年開催され、地元では愛されているイベントです。
今回の成都CDでは2日間で約15000人だったのですが、今回は3月開催ということで学生や社会人は長期休みの終了のタイミングということもあっていつもよりやや少なめ。多いときには3万人規模になるらしいです。
「Comiday19 成都同人祭」サークル参加について
成都CDでは、日本サークルも多数参加されていて人気が高いです。公式サイトでは日本語版もあり、また日本語の分かるスタッフがサポートをしてくれる場合もあるので、比較的参加しやすいと思います。
ただし一方で、18禁であることや、同人誌の持ち込みが厳しい点も。今回参加した日本サークルの中には、空港にて同人誌を没収されたサークルも…。イベントとしては日本人に優しくても、国として厳しい面もあるので、そこは注意が必要かもしれません。
「Comiday19 成都同人祭」に入ってみます
成都CDは、10時から17時まで開催。他の国では夜まで開催されることが多いのですが、中国は上海も含めて終了時間が早いです。
基本的には同人エリアと企業ブースエリアがあり、コスプレは会場内もしくは外が使えたみたいです。コスプレについては結構自由度が高くて、とくにコスプレエリアは定まっていませんでした。
中国・成都Comidayのオタクイベントが始まったんですけど、警備レベルが高すぎる pic.twitter.com/65F7NQ3Hxl
— だい@なんだかおもしろい管理人 (@nandakaomo) 2017年3月4日
また、成都CDの特徴として警備員がかなり多く、5~10人規模で集まって会場内の見回りをしていました。最初は警察?と怖さを感じるのですが、どうやら警備員のアルバイトを多く配置しているらしいです。
同人エリア、男性・女性向けはともにあり。やや男性向けサークルが多いとのことでしたが、同人エリアを見た感じでは「陰陽師」を扱うサークルがダントツで多くて、女性向けサークルのほうが多かったのではないかという印象。ほかにも「Fate/Grand Order」人気も高かったです。
企業ブースエリアでは、中国で人気の「Fate/Grand Order」や「戦艦少女」などが展開。同人エリア側では「陰陽師」「ねこパラ」のブースも展開していました。また1日目のみでしたが、巨大ミニ四駆コースも設置され、あまりのコースの難易度の高さ?からか、コースアウトしてミニ四駆が吹っ飛ぶのもよく見ました。
2日目はカラオケイベントも人気。日本でも人気のアニソンを熱唱していましたね。以下、撮影写真を乱雑ですが紹介。
「成都って日本人全然いないらしいけど大丈夫なのか…?」と不安になっていたのですが、実際参加してみれば、何ら日本の同人誌即売会と変わらない光景がありました。
とはいえ、日本サークルの中には偽札を渡されたという話もあったりと、日本とは違う怖さがあったのも事実。もし興味を持った人は、そのあたり気をつけて参加してみてください。ちなみに次回は2017年夏ごろに、記念すべき10周年・20回目の開催を予定しています。
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