逃げ上手の若君：ついにやってはいけないことをやらかしたようだな…

若君へ想うこと

若君へ。

君と出会ってもう1年以上が経つね。初めてお会いしたのは鎌倉、そして逃げに逃げて諏訪の地へたどり着いたね。そのときはとってもとっても大人しく、どこかビクビクしてた君を思い出すよ。

そんなビクビクしてた若君を、ギュッと抱きしめ、このラヴを、エキセントリックなラヴを、真実のラヴを捧げようと思ったのは今でも覚えてるよ。

そして、一緒に諏訪の地で、様々な敵と戦いながらも成長していく姿を見て、まるで自分の子供のように喜んだのを覚えてる。だけど自分は、決して若君のことを子供だなんて思いたくない。ともに成長していきたいと思う。

小学生のころは、一緒にヤンチャして逃げて逃げて、思春期真っ只中の中学生になったら…成長著しい高校生になったら…じゅるり。

おっと、まだ若君中学生編に入ってもいないのに、未来のこと考えちゃった。てへへ…恥ずかしいな…若君と結ばれた未来を想像してしまうなんて…

そうだそうだ、今は若君は京都へ行ってる。もちろん、生き延びるために必死ではあるんだけど、でもどこか、修学旅行的な気持ちが抜けきらないよね若君って。

…ん？京都でギャンブル？魅摩…？なるほど…彼女は双六がとてもうまい子であり、今まで若君の前に現れなかったギャルチックで、そしていじり甲斐のある子だ。

正直、どう考えたって若君が好きになる子ではないから安心だ。逆に若君の子供らしさじゃなくかっこよさに惹かれてしまうんでしょ？そして若君のことが好きで好きで好きでたまらなくなるんでしょ！？わかる、わかるよ。若君に出会ったら誰でも通る道だもん。まあ絶対に若君のこと譲らんけどね！

敵は外ではなかった…

玄蕃が身ぐるみ剥がされてしまったから、助けなきゃいけない。魅摩に色々やられた男なんざ無視したくなるが、戦力を失うわけにはいかない！

ということで、雫が助けにやってきて…ん？”魅摩が赤面する 大胆すぎる雫の技”って何だ？

まあ雫ちゃんのことだから、あれでしょ？無表情でゆっくり魅摩に近づいて、魅摩に大人っぽさを見せつけて魅摩を興奮させたんでしょ？わかる。わかるよ。こういうのっていいよね。大人の女性のすごさを魅摩に見せつけて…

ひ…え？ひ、ひｚ…

この奪い猫！信濃の奪い猫め！やりやがったな！ちくしょういつかやってくると思ってたけど堂々と！堂々と人がいる前で奪いやがった！なんてことだ！おいどうなってんだ親！父親は一体何をやってんだオイ！…って違う！あの父親だからこその子供か！ふざけるなよ京都ギャンブル場でとんでもねェことやりやがって！

ちくしょう初モノを！こちとらどんだけ初モノを…初…若君の初を…

なんでだよ…どうして1年も若君のことを思っていたのに…こんな簡単に奪われなきゃならないんだよ…そりゃあさ、このピンチを切り抜ける雫の技かもしれんよ。それに…心のどこか片隅に、雫ちゃんはきっと若君と…♥ってなっちゃうかもって、思ってたよ。

でもこれは許せない！若君の知らぬ場で、でもほかの人には堂々と見せつけ…これを許していいのか！？いや、許してはならない！

それでいて、物事が好転したかと思ったら念押しの否定…はぁ！？あんだけやっておいてそれ許せる！？なんだよこちとらどんだけ愛を語っても通じないってのに！

決めた！これはノーカンだ！カウントなどさせない！初じゃないよこれは！こんなの初なんて許したらいけない！…全面戦争だ！もう知らんぞ！今週感想レビュー書かないつもりだったのに書かせやがって心を揺さぶりやがって若君を…おおおおおおおおおおおおおおお！

ふぅ。許さない！絶対に絶対に…あっ…許さ…あっ、ちょっと待って…ｲ○ｿ

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