【取材記事】ここは異世界か…?スケールが違いすぎる台湾AGA EXPOに潜入
日本ではありえない、絶対開催できないだろうイベント…(管理人の意見)。
5月13、14日の2日間、台湾・台北市の南港展覧館2館で、成人向け総合イベント「AGA 成人動漫電玩展 2023」(以下、AGA)が開催された。台湾はもちろん、日本でも体験できない世界感のイベントに、多くのファンが足を運び楽しんだ。
※大手メディアで公開予定だった取材記事ですが、諸事情で公開ができなかったため、こちらで一部修正後公開します。
何もかもが"規格外" 巨大イベントホールの中には異世界があった
1日券が1人500、2日券が700、2日券2名セットが1200台湾ドル
AGAは「Adult Game&Anime Expo」の略。その名の通り、アダルトなゲームやアニメのイベントである。18歳以上禁止のイベントであり、すべてアダルトに関するコンテンツしかない。
様々な写真集を発表するイベント「コスホリック」、フェチのためのイベント「フェチフェス」など、日本でもアダルト寄りなイベントが行われているが、あまりにもスケールが違う。違う点があまりにも多い。
まず大きく違う点が、会場と規模。日本のアダルトなイベントはアンダーグラウンドなイメージがあり、イベントによっては会場をあまり公にしない場合もある。しかしAGAは南港展覧館と呼ばれる台湾屈指の大型イベントホールで、日本で言うところの幕張メッセ。その広大な1ホール分が丸々イベント会場となっている。
そんなイベント会場では、歩くのも大変なほど人が集まっていた。男性率は高いが、所々で制服やバニーガール、コスプレ、さらに肌色率がとんでもなく高い衣装の女性が会場を歩き回っていた。来場者数は公式で発表されていないが、会場にいる人数がリアルタイムで発表されていて、その数字は4000人を超えていた。
それほどの来場者を集める魅力とは一体…と思いながら会場を歩いていたが、その理由はすぐに判明。魅惑のコンテンツがあまりにも多かった。
日本を含め様々なアダルトグッズを展開する会社のブースに、撮影OKのライブパフォーマンスステージ、世界各国の有名インフルエンサーを含めた80を超えるインフルエンサー・モデルのサークル、100を超える同人イラスト・マンガサークル…など。
様々な武器を展示しつつ、時折セクシーな女性といろいろなシチュエーションを体験し撮影ができるエリア、ストラックアウトで商品がアダルトなグッズのゲームコーナーなど、遊び心ありつつもアダルトを体験できるブースの数々。日本からはダウンロード販売サイト・DLsiteや、アダルトビデオ製作会社・TMAも出展していた。
日本からは女優の稲森美優さん、みづなれいさん、コスプレイヤーのみぃこさんが参加。会場のファンと交流をしつつ、イベントを盛り上げた。
稲森美優さんのブース
みづなれいさん
イベント公式キャラクターのコスプレに扮したみぃこさん
またマレーシアや香港、アメリカなどのモデルも参加。
来場者も香港、タイ、アメリカと様々な国の人が来ており、かなり国際色豊かなイベントだった。それほどの魅力がこのイベントにはあった。
サークルでの撮影会の様子
通常チケットの4倍…VIPチケットとは
そんなAGA、入場料金は当時のレートで約2500円。内容の濃さから考えると比較的リーズナブルかもしれないが、これはあくまで通常料金。実は約1万円の高額VIPチケットが存在していた。
VIP…通常より4倍近くの値段のあるイベントの特典は「コスプレイヤーマッサージ体験」「ゲストコスプレイヤーと1対1のミーティング」「おっぱいマウスパッドプレゼント」の3つ。この中で注目すべきは…「コスプレイヤーマッサージ体験」。
コスプレの様子は撮影は禁止、またチケットは完売状態で体験することはできなかった。しかし参加者に貴重な体験談を聞くことができた。
「エアマットのある個室で、服を着たままうつ伏せ状態から上にコスプレイヤーが馬乗りし、会話しながら肩と腰を揉んでもらえる。衣装はビキニの水着に上から羽織物がある程度。マッサージとしてはあまり期待できないが、会話が楽しめる。中には日本語が話せるコスプレイヤーもいた。約5分と短いが、貴重な体験だった」
内容の良い・悪いはともかく、大きなイベント会場の中でこんな体験ができるなんて日本ではあり得ないのではないだろうか。
すごいイベントを知ってしまった
筆者は様々な日本のイベントを取材し、さらに世界各国のアニメ・ゲームイベントを取材している。きわどいイベントへ潜入することもある。そんな筆者が驚愕するスケールの大きなアダルトイベントが、日本ではなく台湾にあった。 来場者数、規模、内容、盛り上がり、何もかもが桁違い。ここはAVやエロマンガの世界なのではないかと思うほど。大げさかもしれないが、それほどのインパクトを受けた。
おそらく、日本ではAGAの規模・内容のイベントは開催されない、いや開催できないだろう。その貴重なイベントを取材できたことは光栄だ。次回開催も楽しみにしている。
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